実家の空き家を駐車場として活用したいけど、解体した更地にしてから駐車場にしたほうがいいのかな?
相続した空き家を駐車場として貸し出したいけど、固定資産税を減免することができるのかな?
空き家を解体してしまうと、固定遺産税は6倍近く跳ね上がってしまうぞ。たが、空き家を解体せずに、駐車場として貸す方法がある。詳しく解説してあげようぞ。
あなたの持っている空き家を駐車場として活用したいと考えているとき、このような悩みを持っていませんか?
実際の所、空き家を解体して、更地にし、駐車場にするのはリスクが非常に高いで行為です。
駐車場経営コンサルタントの口車に載せられて、空き家を解体して、駐車場にしたところ、全く集客ができず、毎月赤字を垂れ流してしまうなんてことも・・・
もし、初期費用や月々のコストを掛けずに、空き家を駐車場として活用したいのでしたら、駐車場シェアサービスを利用するのが賢い選択でしょう。
駐車場シェアサービスは年々利用者数も増え、認知もされ始めているものの、まだ駐車場の数は少なく、稼ぎやすい状態になっています。
空き家の駐車場や車やバイクを少しでも停められるスペースがあれば、ノーリスクで今すぐ始めることができるので、まずは登録することをおすすめしています。
この記事では、空き家で駐車場シェアサービスを使うこともメリット・デメリット、そしてどんな人が駐車場シェアサービスの利用に向いているのかを分かりやすく解説しています。
目次
駐車場シェアサービスとは?
駐車場シェアサービスとは、あなたの家の空いている駐車場を他の人に貸すことができるサービスです。月極として貸せることはもちろんのこと、時間貸しもできるので、例えば、通勤や旅行中などの空いたタイミングだけスポットで貸すということも可能です。
もちろん、空いている駐車場であれば全て貸すことができるので、あなたの自宅だけでなく、相続した実家の空き家の駐車場もアプリ上から登録するだけで他の人に貸すことができます。
空き家問題と駐車場不足を解消するサービスとしても注目
空き家の数は年々増加傾向にあり、平成30年時点で848万9千戸。全国の住宅の13.6%を空き家になってしまっている状況です。(参考:統計局ホームページ/平成30年住宅・土地統計調査 特別集計)
一方、首都圏や地方の行楽スポットなどでは駐車場不足が慢性化しています。
駐車場シェアサービスは、空き家問題と駐車場不足の両方の問題を解消する方法として注目されているサービスです。
空き家で駐車場シェアサービスを使うメリット
空き家を駐車場として貸す方法は以下の3つの方法があります。
- 駐車場シェアサービスを使う方法
- 駐車場経営パートナー会社を使う方法(タイムズなど)
- 個人間で直接貸す方法
それぞれの方法に関して、メリット・デメリットがありますが、ここでは駐車場シェアサービスのメリットを他の方法と比較しつつ解説します。
初期費用がかからない
駐車場シェアサービスの一番のメリット初期費用がかからないことでしょう。
駐車場経営パートナーの場合、空き家をそのままにして駐車場のみ貸すということは難しく、基本的には空き家を解体して、更地にし、設備を導入してから貸すことになります。
解体費用や駐車場の建設費用、設備費用を加味するとおおよそ200~300万程度は初期費用がかかることになります。
一方、駐車場シェアサービスの場合、空き家はそのまま。駐車場部分のみ貸すことができるので、初期費用は一切かかりません。
維持費用がかからない
維持費用がかからないこともメリットの一つです。
例えば、整備したコインパーキングの場合、以下のような維持費用がかかります。
- ロック板などの設備のメンテナンス費用:一台2000円
- 電気代:5000円
- 精算機のレシートの交換費用:100円ほど
また、それと別途で管理費用などもかかる場合があります。
全ての費用を加味すると、コインパーキングの場合、最低でも月々2万円ほどはかかってしまします。
一方、駐車場シェアサービスの場合、精算や領収書の発行などはアプリ内で全て完結するので、維持費用がかかることはありません。
集金の手間がかからない
一般的なコインパーキングや月極駐車場の場合、駐車場の貸し主が集金業務を行う必要があります。
例えば、コインパーキングの場合は精算機の導入と設置。月極駐車場の場合、毎月の駐車場代の振込確認と滞納していた場合の取り立てをあなたが行う、もしくは業者に委託をして集金代行を依頼する必要があります。
このようにこれまでの駐車場貸しの場合、集金に手間がかかっていました。
一方、駐車場シェアサービスの場合、アプリ内で駐車場代の回収は完結します。そのため、貸し主に集金の手間がかかりません。
固定資産税を減免することができる
空き家の場合、固定資産税の減免措置として、「住宅用地の特例」が適用されます。
「住宅用地の特例」とは簡単に説明すると、土地を住居として利用すると、固定資産税は最大6分の1、都市計画税は最大3分の1を軽減することができる制度です。
一方、空き家を解体し、更地にしてから駐車場として土地を貸した場合、「住宅用地の特例」が外れてしまい、固定資産税は最大で6倍になってしまいます。
駐車場シェアサービスの場合、宅地の一部の駐車場を貸すため、「住宅用地の特例」が適用されます。
そのため、固定資産税と都市計画税を軽減した状態で駐車場経営を始めることができます。
万が一のための保険が付帯されている
駐車場シェアサービスで一番の懸念点は、知らない人が自分の家の駐車場に入り込むこと。空き家とは言っても、抵抗感がある人は少なからずいるでしょう。
そこで、トラブルになりがちのが、駐車場や空き家の破損です。知らない人に物を壊されてしまうのではないかと不安視するのもしょうがないでしょう。
しかし、駐車場シェアサービスには対物賠償保険など、貸し主に不利が被らないように保険が付帯されていることがほとんどです。
そのため、仮に物を壊されてしまったとしても保険が下りる安心感があります。
集客しやすく、稼働率が高い
駐車場シェアサービスの場合、集客コストが0円にも関わらず、集客しやすいという特徴があります。
従来の駐車場の募集の場合、看板や不動産ポータルサイトに掲載する方法が主でした。もちろん、どちらの方法も広告料が駐車場代の約1ヶ月分がかかります。
一方、駐車場シェアサービスは一番大手のakippaで会員数が250万人。登録するだけで、数万人の目に触れるため、これまでの宣伝方法と比較すると費用対効果が非常に高いです。
また、駐車場シェアサービスの場合、月極はもちろんのこと、時間貸しもできます。
従来の駐車場の場合、月極かコインパーキングかのどちらかでした。そのため、月極契約が解約されると、そこから数カ月間かけて、次の借主を募集しないといけないため、その間の時間は無駄が発生していました。
ですが、駐車場シェアサービスの場合、月極契約が切れてしまい、次の月極契約が決まるまでの間は時間貸しにするなど、時間を余すこと無く有効活用して駐車場代を稼ぐことができます。
まとめると、駐車場シェアサービスの場合、コストゼロで集客がしやすく、かつ高い稼働率を維持することができます。
仮に集客できなくてもノーリスク・ノーダメージ
駐車場経営において一番最悪なのが、集客がうまくいかず、赤字経営になってしまうこと。
特に、駐車場を舗装したり、コインパーキングの設備を導入すると初期費用だけで数百万円かかってしまいます。募集のため、チラシや看板を用意したり、ポータルサイトに掲載するだけで広告掲載料がかかってしまいます。
正直、駐車場経営はやってみないと分からないところも多いです。
駅近くの良い土地でもライバルが多ければ集客できないですし、駅から離れたところでも意外な需要があり、黒字経営が出来てしまう駐車場があったりします。
駐車場シェアサービスの場合、駐車場の登録や集客コストは0円です。そのため、最悪、空き家の駐車場を借りる人がいなかったとしても、赤字になることは決してありません。
商売の鉄則は利益を出すこと。コストがかからないのは、大きなメリットだな。
空き家で駐車場シェアサービスを使うデメリット
メリットの非常に多い、画期的なサービスの駐車場シェアサービスですが、デメリットももちろんあります。デメリットを把握した上で、駐車場シェアサービスに登録することをおすすめします。
全面駐車場と比較すると、収益性は低い
駐車場シェアサービスはコスト0円で始めることができる反面、収益性は低いです。
例えば、100平米の土地に空き家と駐車場1台が空いていたとしましょう。
駐車場シェアサービスの場合、駐車場1台分しか貸すことができません。
しかし、全面駐車場の場合、100平米の場合ですと、4~5台は駐車することができます。
仮に、駐車場代金が月1万円だとすると、
- 駐車場シェアサービス:1万円月
- 全面駐車場:4~5万円月
というように、収益性は5倍ほどの差が出てしまいます。
駐車場の管理は自分で行わないといけない
駐車場経営パートナー会社で月極駐車場やコインパーキングを経営する場合、駐車場の管理業務を代行してくれることが多いです。
例えば、駐車場内のゴミの清掃、フェンスや柵のメンテンナンスなど、そこまで大変ではないですが、管理業務をご自身で行う必要があります。
もし、駐車場として貸したい空き家が遠方にある場合、空き家管理会社などに頼むとよいでしょう。
駐車場シェアサービスはこんな人におすすめ!
ここまで、駐車場シェアサービスを使い、空き家を駐車場として活用するメリット・デメリットを解説してきました。
まとめると、駐車場シェアサービスはこんな人におすすめです。
- 空き家は解体したくない
- 空き家の固定資産税を少しでも安くしたい
- 初期費用はかけずに、副業収入がほしい
まずは、サービスに会員登録をして、駐車場を登録するところから始めてみましょう!