自宅の駐車場を貸すのはトラブルだらけ！？安全に貸出す正しい方法を解説

自宅の駐車場を貸すと、駐車場の滞納とかトラブルがあるって聞いたけど、本当に大丈夫かな？トラブル無く安全に駐車場を貸す方法はないのだろうか・・・？

akippaという駐車場シェアサービスが流行っているようだけど、自分の自宅を貸すのはちょっと怖いなぁ・・・物とか壊されたりするのはなんとか避けたい・・・

管理人

自宅の駐車場を貸すことにはトラブルはつきもの・・・しかし、トラブルの内容をしっかり把握して、適切に対処することが大切だぞ！

自宅の駐車場を貸す際に、このようなトラブルがないか心配の方は多いのではないでしょうか？

実際のところ、他の人に駐車場を貸すと、駐車場代金の滞納リスクや器物破損などの一定のリスクは少なからず起きてしまいます。

結論から申し上げると、安全に駐車場を貸したいのでしたら、駐車場シェアサービスを利用するしかないでしょう。

駐車場シェアサービスを利用すれば、トラブルの発生を極限まで減らすことができ、安定的に収益をあげることができます。

この記事では、

自宅の駐車場を貸出す3つの方法とそれらのメリット・デメリット
自宅駐車場を貸す際に起こりやすいトラブル
トラブルを解消して駐車場を貸す方法

をご紹介します。

1 自宅の駐車場を貸す3つの方法
2 自宅駐車場を貸す際に起きうる3大トラブル
3 まとめ：トラブル無く貸すならシェアサービス

自宅の駐車場を貸す3つの方法

あなたの自宅の余った駐車場を貸す方法は

個人間で貸す方法
不動産屋などの仲介業者経由で貸す方法
駐車場シェアサービスを使った方法

の3つの方法があります。

それぞれメリット・デメリットがあるので、メリット・デメリットを把握した上で、あなたに合った方法で自宅の駐車場を貸すようにしましょう。

個人間で貸す

うまく行けば一番利益率が高いのが、個人間で自宅の駐車場を貸す方法です。

不動産屋経由や駐車場シェアリングサービスで駐車場を貸すと、集客や集金は楽になりますが、手数料や広告費が発生してしまうので、手元に残る金額が減ってしまいます。

一方、個人間で駐車場を貸すことが出来れば、受け取ったお金の100％があなたの手元に入ります。

逆に、個人間での駐車場の貸し借りの場合、面倒なのが、集客と集金です。

集客に関しては、近所の駐車場を借りたい人を自分で探すしかないため、紹介、もしくは看板などを立てて、借りたい人を待つしかありません。

例えば、私の近所に、自宅件事務所の会社があり、そこの4台分ある駐車場の一部を月極で貸出しています。

ただ、個人で出来る集客方法は自宅の駐車場に看板を立てるくらいですが、なかなか通行人も気づかず、集客には苦戦しているようです。

また、集金も非常に手間です。現金支払いであれば、集金に行く必要もありますし、口座振込の場合、毎月口座をチェックして、振り込まれているか確認をしないといけません。

最悪なのは滞納です。不動産屋や駐車場シェアリングサービスは滞納されたとしても、取り立ててくれるので、駐車場を貸す側からしたら非常に楽です。

ですが、個人間となると、知り合いや全く知らない人からお金を徴収しないといけません。なかなかのストレスです。さらに、支払わずに逃げられるリスクも自分で背負わないといけません。契約書を準備し、交わすのもあなたが全て行わないと行けないので、契約書作成の行政書士手数料も自腹になります。

個人間でを貸すメリット

手数料や中間マージンが無く、利益率が高い

個人間で貸すデメリット

集客が難しい
集金の手間がかかる
駐車代金の滞納リスクがある
契約書の作成は自分自身で行わないといけない

不動産屋などの仲介業者経由で貸す

次に、昔からある一般的な方法は不動産屋などの仲介業者を経由して、駐車場を貸す方法です。

不動産屋を介して駐車場を貸すメリットは契約内容にもよりますが、集客や集金、草刈り、敷金精算、車庫証明の発行などの面倒な業務をを代行してくれることです。

ただし、デメリットとしては、そもそも自宅駐車場は取り扱ってくれない場合が多いということです。

もちろん、数台も停められるような駐車場向けの土地なら対応してくれますが、一般的な戸建住宅の駐車場では、対応してくれないところがほとんどでしょう。

また、中間マージンや手数料として、仲介手数料(一ヶ月分)、広告費(大体賃料の一ヶ月分)、管理料として、毎月賃料の５～１０％かかってしまいます。

さらに、不動産屋は古い慣習のところが多く、融通が利きにくい会社が多いです。そのため、月極以外の時間貸しには対応していなかったり、不動産屋との契約は全て書面なので、手間暇がかかります。

不動産屋経由で貸すメリット

集客と集金を行ってくれる
管理業務(草刈りや車庫証明など)を代行してくれる

不動産屋経由で貸すデメリット

自宅駐車場は取り扱ってくれないケースが多い
手数料や管理費がかかる
時間貸しに対応していない
契約に手間がかかる

駐車場シェアリングサービスで貸す

最後に、近年利用者が増えているのが、駐車場シェアリングサービスを使った駐車場を貸す方法です。

駐車場シェアサービスの特徴は圧倒的な集客力と手間がかからないことです。

例えば、ユーザーへの集金や契約はサービス側が全てやってくれるので、あなたは駐車場をアプリから登録するだけで、すぐにご自宅の駐車場を貸すことが出来ます。もちろん、滞納リスクもありません。

さらに、月極だけでなく、時間貸しもできます。例えば、あなたが車で出勤している間も時間貸しをすることができるので、あなたが仕事先で働いている間も駐車場は稼ぎ出してくれます。

管理人

実際に、車通勤の人が仕事の間、時間貸しをして、月１万円ほど稼ぎ、ガソリン代がかからなくなったという事例もあるぞ。

そして、一番のメリットは集客力でしょう。例えば、駐車場シェアサービスの最大手のakippaはの会員登録者数は２０２１年で２５０万人を突破しています。２０１８年は１００万人だったことを考えると、これからも会員数は増え続けることが予想するため、駐車場を登録するだけで、数万人の人に見てもらえることを考えると集客力は圧倒的でしょう。

ただし、駐車場シェアサービスにもデメリットがあります。

駐車場シェアサービスのデメリットは手数料の高さです。

大手駐車場シェアサービスの手数料

akippaの手数料：50％
特Pの手数料：30％

駐車場シェアサービスの集客力と手間のかからない手軽さを考えると、手数料が高くなってしまうのはしょうがない面もあります。

しかし、不動産屋経由で駐車場を貸す場合と比較すると、そこまでの大差はありません。

売上月1万円の駐車場での年間収益シミュレーション

不動産屋：88,000円
駐車場シェアサービス：84,000円

※不動産屋：(月額駐車料金 – 月額手数料(10%)) × 12ヶ月分 – 仲介手数料(1ヶ月分駐車料金) – 広告費(1ヶ月分駐車料金)

※駐車場シェアサービス：(月額駐車料金 – 月額手数料(30%)) × 12ヶ月分

月1万円で貸すことのできる駐車場で、不動産屋経由と駐車場シェアサービス経由で貸した場合の年間収益を計算してみると、年間の差額は4,000円ほどしかありません。

そのため、手軽に手間なく始めたい方は駐車場シェアサービスが良いでしょう。

シェアサービスで貸すメリット

集金や契約をしなくてよい
時間貸しも出来る
会員数250万以上の集客力

シェアサービスで貸すデメリット

手数料が高くなる

リスクを少なく始めるなら駐車場シェアサービスが無難

個人間、不動産屋経由、駐車場シェアサービスのそれぞれの特徴とメリット・デメリットをまとめると、以下のようになります。

	駐車場シェア	不動産屋	個人間
集客	◎	○ 広告費用がかかる	×
集金	◎	◎	× 自分でする
手数料	× 30～50%	× 毎月5％仲介手数料1～2ヶ月分	◎ 無し
手続き	◎ アプリで完結	× 契約書の締結や審査が必要	× 契約書の準備から締結まで全て自分で行う
管理	◎ サポートあり	○ 契約による	× 全て自分で行う必要あり

おすすめの方法はまずは駐車場シェアサービスを使い、その後、不動産屋や個人間で駐車場を貸す方法です。

駐車場シェアサービスを1年間ほど試し、ある程度の利用客を見込めることが確認できたら、不動産屋、もしくは個人間で駐車場を貸し、手数料を下げていきます。そうすることによって、あなたの自宅の駐車場の需要や近隣の料金相場を把握した上で、徐々に収益を上げていくことができます。

管理人

最悪なのは、手数料をケチって、最初から個人間貸そうとすること。そもそも、集客が出来ないと、売上を上げることができない。商売の鉄則に則り、まずは売上を上げることから始めましょう。

自宅駐車場を貸す際に起きうる3大トラブル

ここまで、駐車場を貸す3つの方法のメリット・デメリットを解説してきました。

しかし、実は駐車場を貸すことで起きるトラブルがいくつか存在します。

起きうるトラブルとそのトラブルへの対処法を解説しますので、適切にトラブルに対処しつつ、駐車場を貸すようにしましょう。

支払いが行われない

駐車場を貸す場合、滞納リスクがあります。

特に個人間で駐車場を貸す場合、駐車場を取り立てる作業はあなたが行わなければなりません。

お金の切れ目は縁の切れ目ともいいます。仮に、知り合いに貸していたとしても滞納が続くと、人間関係がギクシャクしていってしまいます。さらに、もし駐車代金を滞納して逃げれられしまったら、その分の損失はあなたが背負わないといけません。

一方、駐車場シェアリングサービスや不動産屋経由の場合、集金は業者が行うため、あなたが集金する必要はありません。

また、不動産屋やシェアリングサービスは保険にも加入しているので、仮に滞納されたとしても保険が降りるので、あなたにとってはノーリスクで駐車代金を回収することができます。

無断駐車されてしまう

次に多いトラブルが無断駐車です。

事前に契約や予約されていないにも関わらず、知らない車が停められているようなケース。

実は無断駐車されている車を勝手に移動させたり、動かないようにしたりすると、逆にあなたが訴えられたりする場合があるので、注意が必要です。

あなたの私有地に知らない車が駐車していたからといって、勝手にレッカーなどで移動したりすることがは、「自力救済禁止の原則」に該当するため、法的な手続きを取らずにあなたの独断で対処してはいけないません。勝手に移動させたりした際に、傷つけてしまうと器物破損、レッカー移動させてしまうと、窃盗罪として逆に訴えられてしまうケースがあります。

もし、個人で駐車場を貸していた場合、あなた自身が法的根拠に基づき、違法駐車をしている人物に対処しないといけません。

駐車場シェアリングサービスの場合、専用のお問い合わせ先に連絡をすれば、24時間365日対応してくれます。

不動産屋の場合、契約内容や保険内容にもよるので、しっかりと契約書を確認しましょう。

駐車場内の破損

借主が誤って駐車場内の物を破損してしまう場合があります。

個人の場合、貸主に直接損害賠償請求を行わなければなりません。

一方、駐車場シェアサービスの場合、損害保険に加入をしています。そのため、仮に駐車場内の物を壊されてしまったとしても保険が下りるため、この点は安心することができます。

不動産の場合、加入している保険や契約書によります。

管理人

いくら保険があると言っても、修理や保険の手続きには時間がかかる。駐車場を貸す場合、借主が停めやすいようにものは整理しておくことをおすすめするぞ。

まとめ：トラブル無く貸すならシェアサービス

駐車場を貸す3つの方法と起きうるトラブルに関してまとめると以下の通りです。

	駐車場シェア	不動産屋	個人間
集客	◎	○ 広告費用がかかる	×
集金	◎	◎	× 自分でする
手数料	× 30～50%	× 毎月5％仲介手数料1～2ヶ月分	◎ 無し
時間	◎ 月極も時間貸しも可能	× 基本月極のみ	◎
手続き	◎ アプリで完結	× 契約書の締結や審査が必要	× 契約書の準備から締結まで全て自分で行う
管理	◎ サポートあり	○ 契約による	× 全て自分で行う必要あり
滞納リスク	◎	◎	×
無断駐車	◎ サポートあり	◎ 契約によってサポートあり	×
器物破損	◎ 保険あり	○ 契約によって保険あり	×