タイムズのBで自宅の駐車場を貸せるらしいけど、どれくらい稼ぐことができるのだろうか?
タイムズのB以外にもakippaや特Pといったサービスがあるみたいだけど、私にとってはどのサービスを使うべきなのだろう・・・?
タイムズのBは空いている駐車場を貸し出すことができる便利なサービス!しかし、駐車場シェアリングサービスは複数あるので、比較検討することが非常に大切です!
タイムズのBであなたの所有されている駐車場を貸し出そうか検討しているときにこのような悩みはありませんか?
タイムズのBはパーク24が運営している駐車場シェアリングサービスで、近年タイムズのBで駐車場を貸す人は増えつつあります。
しかし、結論から申し上げると・・・
タイムズのBだけではなく、akippaや特Pも同時に比較検討するべきです。
私の場合、タイムズのBの導入は見送り、akippaと特Pを並行利用していました。
では、なぜタイムズのBではなく、akippaと特Pを利用することにしたのか?
その理由をタイムズのBのデメリットと共に詳しく解説していきます。
また、記事の最後には、最もお得に駐車場シェアリングサービスで稼げる裏技的方法もご紹介しています。
目次
タイムズのBの特徴

大手企業の安心感と対応力
タイムズのBは東証プライム上場の「パーク24」が運営しているサービスです。 パーク24は全国47都道府県、2万件、75万台分の駐車場を管理・運営しており、近年ではカーシェアでも圧倒的なシェアを誇っています。
「駐車場といえばタイムズ」と言われるような大手の安心感とブランド力が魅力です。
他社の駐車場シェアリングサービスは未上場企業がほとんどです。 上場企業=信頼性が高いと言い切ることはできませんが、未上場企業と比較すると、信頼性は高いと言わざるをえないでしょう。
約937万人以上のタイムズクラブ会員が利用対象
タイムズのBを利用するには、タイムズクラブ会員への登録が必要になります。
タイムズクラブとは、パーク24が運営している入会金・年会費無料の会員制サービスで、駐車場利用でポイントが貯まったり、カーシェアやカーレンタルを利用できます。
管理人もタイムズクラブ会員でして、カーシェアにはお世話になっています。使えば使うほど、ポイントが貯まるので、貯まったポイントでカーシェアを利用したり、駐車場代を払ったりしていますね。
そんなタイムズクラブですが、2023年1月現在での会員数は約937万人。
タイムズのBを利用するには、タイムズクラブ会員への登録が必要なので、約937万人がタイムズのB利用の対象者になります。
タイムズクラブ会員への宣伝効果が期待できる
タイムズのBでは約937万人のタイムズクラブ会員に向けて、定期的にタイムズのBのプロモーション活動を行っています。
例えば、タイムズクラブ会員向けのメルマガやWEBサイト、カーシェア向けアプリ内での宣伝など、約937万人の会員に向けて、宣伝を行ってくれるので、集客の一躍を担ってくれています。
24時間365日のトラブル対応力
駐車場を貸す場合、少なからずトラブルはつきもの。 例えば、時間が過ぎているにも関わらず、車が移動されず停められたまま。 駐車場内での騒音や物の破損など、様々なトラブルが起こりえます。
タイムズのBはトラブルが起きたときにも365日24時間対応してくれます。
管理人も数年前、タイムズのカーシェアを使っている際、深夜1時にバッテリーが上がってしまった時、電話をしたらすぐ無料でJAFを呼んで助けてもらった過去がありました・・・
長年の駐車場管理やカーシェア、カーレンタルで培ったトラブル対応力と対応の早さが魅力的と言えるでしょう。
タイムズのBとakippa、特Pの内容を比較

タイムズのBの特徴を解説した次は大手サービスのakippaと特P、タイムズのBを比較していきます。
タイムズのBとkippa、特Pの特徴を比較すると以下のようになっています。
タイムズのB | akippa | 特P | |
---|---|---|---|
手数料(報酬率) | 40%(60%) | 53.7%(46.3%) | 30%(70%) |
会員数 | 937万人(※1) | 300万人 | 100万人 |
保険 | ・利用者の対人・対物保証の自動車損害賠償責任保険のみ | ・利用者の対人・対物保証の自動車損害賠償責任保険 ・akippaオリジナルの駐車場シェア専用保険が付帯 | ・利用者の対人・対物保証の自動車損害賠償責任保険のみ |
貸せる時間単位 | 1日ごと | 15分ごと | 4時間ごと |
月極・定期利用 | なし | 休止中 | あり(車庫証明の発行も可能) |
オーナー登録費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
予約アプリ | なし | あり | あり |
決済方法 | ・クレジットカード ・Apple Pay | ・クレジットカード(Visa/MasterCard/American Express/Diners Club/JCB) ・デビットカード/プリペイド式クレジットカード(Vプリカ)※JCBブランドはご利用いただけません ・携帯電話料金と合算しての支払い(docomo/au) ・PayPay | ・クレジットカード(Visa/MasterCard/American Express/Diners Club/JCB) ・デビットカード(J-debitはご利用いただけません) /プリペイドカード/バンドルカード ・PayPay ・d払い ※月極はクレジットカードのみ |
オーナー都合の予約キャンセル | 3,000円 | 2,000円 | 不可 |
※1:タイムズクラブ会員の合計
上記の項目の中からオーナーにとって重要なポイントに絞って解説をしていきます。
手数料(報酬率)は特Pが最もお得
駐車場シェアリングサービスは売上がそのままオーナーの懐に入るわけではありません。
中間マージンとして、手数料が引かれた金額がオーナーの利益として振り込まれます。
手数料に関しては、特Pが30%で3社の中で最も安く、お得という結果になっています。
- 特P:30%
- タイムズのB:40%
- akippa:53.7%
会員数はタイムズのBが937万人と多いが・・・
3社の会員数を比較すると、タイムズのBが937万人と最も多い結果となっています。
しかし、この937万人はタイムズクラブ会員の総数です。すなわち、タイムズのB以外にもタイムズの駐車場、カーシェア、カーレンタルを利用するユーザーも含まれています。
では、純粋にタイムズのBを使っているユーザーは何人なのかというと、実は公開はされていません。
後ほど、詳しく解説しますが、私の見立てでは恐らくタイムズのBのユーザー数は40万人ほどではないかと推定します。
その推定数を加味すると、akippaの300万人が一番多い会員数となります。
タイムズのBの推定ユーザー数40万人と比較すると、akippaはなんと7.5倍の300万人!単純計算で、7.5倍akippaの方が借りられやすいということですね。
タイムズのBは1日単位しか貸すことができない
軒先パーキングは駐車場を1日単位でしか貸すことができません。
- タイムズのB:1日単位
- akippa:15分単位
- 特P:4時間単位、月極
数分~数時間だけ駐車したいニーズの多い繁華街などに関しては、タイムズのBは不利かもしれません。
また、特Pのみ月極で駐車場を貸すことができます。
タイムズのBには予約アプリがない
akippaにはiPhoneとAndroid用の専用予約アプリがありますが、タイムズのBと特Pにはアプリはありません。
駐車場を借りたいユーザー目線に経つと、予約・決済が簡単に行えるアプリの方が使いやすく、利便性は高いです。
確かに、管理人も駐車場を予約するときは、akippaでアプリ上から予約することの方が多いですね・・・アプリって便利・・・
タイムズのBのデメリットと私が使わなかった理由

私は結論として、タイムズのBを使わず、akippaと特Pにて駐車場を貸し出しています。
なぜ、タイムズのBを使わなかったのか?その理由は、自由度の少なさと収益性の低さが主な原因となっています。
それでは、私が気づいたタイムズのBのデメリットを解説します。
駐車場の整備が必要な場合がある
タイムズのBの広告を見ると・・・
「機械設置や工事も不要!初期費用・月額費用0円!」
と書かれています。
しかし、タイムズのBの場合、舗装がされていない地面が土の駐車場は登録することができません。
※一部、整地が必要なケースがあります。整地はオーナー様のご負担で実施頂きます
引用元:駐車場を貸す | 駐車場予約なら「タイムズのB」
※舗装がされておらず、地面が土の場合はご登録をお断りしております。
引用元:ご利用方法・よくあるご質問・お問合せ | 駐車場予約なら「タイムズのB」
そのため、更地の空き地を駐車場で貸したい場合や土の状態の土地を貸したい場合、最低でも砂利を敷くなどの対応が必要になってしまいます。
駐車場シェアリングサービスの利点としては、手軽に空いたスペースを貸し出せることだと私は思うのですが、タイムズのBは駐車場の審査基準が他の駐車場シェアリングサービスよりも厳しくなっています。
オーナー自身で駐車場料金を決めることができない
akippaや特Pなどの駐車場シェアリングサービスは駐車場料金をオーナー自身で決めることができますし、アプリ内でオススメの料金を提示してくれる機能があるなど、料金設定に関してはオーナーに権限があります。
しかし、タイムズのBの駐車場料金はオーナー自身で決めることができません。
駐車場利用料金はどのように決めるのですか?
売上を最大化できるよう、駐車場のプロである弊社が適正料金を設定させていただきます。もしご希望の料金設定がございましたら参考とさせていただきますので、駐車場登録申請の際に“駐車場からのお知らせ欄”にてお知らせください。
引用元:ご利用方法・よくあるご質問・お問合せ | 駐車場予約なら「タイムズのB」
駐車場と一口に言ってもを時期によっては高くても借りられる場合もありますし、安くしないと借りられない場合もあります。そのような需給の関係については駐車場を運営しているオーナー自身が一番良くわかるところ。
私自身、料金は自分で決めたかったため、料金を自分で変えられない点に関してはデメリットと感じました。
月極契約と時間貸しが出来ない
駐車場によっては時間貸しが合っている駐車場と月極契約が合っている駐車場があります。
例えば、商業施設がなく、戸建てが立ち並ぶ住宅街や子育て世代が集まるアパートがあるエリアの場合、月極駐車場の方の需要が高いことが多いです。
しかし、タイムズのBは月極駐車場として貸すことができません。また、数時間単位でもかすことはできません。
あくまで、1日単位でしか貸し出すことができません。
一方、特Pに関しては月極契約も4時間単位での時間貸しも可能。
akippaの場合、月極契約はできませんが、15分単位で細かい時間貸しができます。
管理人は基本は時間貸し駐車場はakippa、月極契約は特Pと使い分けていました。
手数料が40%とそこまで安くはない
タイムズのBの手数料は40%。つまり、売上のうち、60%がオーナーの手元に残る金額になります。
10,000円 × 60% = 6,000円
akippaの手数料53.7%と比較すると、タイムズのBの手数料は安いです。
しかし、特Pの30%の手数料と比較するとタイムズのBの手数料は高いです。
登録駐車場が少ない
タイムズのBの登録駐車場はakippaや特Pと比較すると、多くありません。
2022年10月期のパーク24グループの月次速報を読んでみると、2022年10月時点でタイムズのBの駐車場数は6207件となっています。
一方、akippaの駐車場数は2021年5月13日時点で、45,000件を突破しています。(参考:akippa、駐車場拠点数が累計45,000拠点を突破 | NEXT MOBILITY)
そこで、実際に主要駅である渋谷駅、名古屋、梅田駅の半径1.5km圏内での登録駐車場数を比較してみました。
※検索結果の画像を見ると、多く見えますが、グレーの部分は現在閉鎖されている駐車場です。(閉鎖されている駐車場は出てこないようにしてもらいたいところですが・・・)
例えば、渋谷駅の場合、akippaでは37件ですが、タイムズのBでは23件が登録されていました。


名古屋駅の場合、akippaでは22件ですが、タイムズのBでは20件が登録されていました。


梅田駅の場合、akippaでは73件ですが、タイムズのBでは8件が登録されていました。


このように、タイムズのBよりもakippaの方が駐車場が多いという結果になりました。
もちろん、立地によってはタイムズのBの方が多い場所はあるかもしれませんが、基本的にはakippaよりもタイムズのBの方が登録されている駐車場は少ない傾向になります。
タイムズのBは既存のタイムズ駐車場に敷設されることが多いので、オーナーは個人よりも法人の方が多い印象です。そのため、都市圏を離れれば離れるほど個人利用の多いakippaの方が多くなる傾向があります。
基本的に駐車場数が多い=価格競争が働く=ユーザーが借りやすいサービスとなります。
そのため、駐車場を利用するユーザーにとってはタイムズのBよりもakippaの方が使いやすく、akippaの方が継続利用されると考えられるでしょう。
利用者数の実数が少ない
タイムズクラブ会員数は約937万人と非常に多いですが、そのうちすべてのユーザーがタイムズのBを使うとは限りません。
具体的なタイムズのBの利用者数は公表されていませんが、登録されている駐車場数を考慮すると、タイムズのBの利用者数はおおよそ40万人ほどではないかと推定します。
akippaの会員数(300万人) × タイムズのBの駐車場数(6,207) ÷ akippaの駐車場数(45,000) ≒ 40万人
上記の計算はあくまで推定ではありますが、akippaや特Pと比較すると、タイムズのBの利用者数は数倍少ないと考えてもよいかと思います。
収益力が低いと考えられる
駐車場シェアリングサービスの収益はおおよそ以下で計算できます。
駐車場代 × 借りられる日数 × 報酬率
このうち、借りられる日数は単純計算で、会員数に比例します。
つまり、会員数が多いサービスの方が、借りられる日数が多くなるのは至極当然です。
例えば、akippaの会員数は300万人。タイムズのBの推定会員数は40万人ほどと想定されるので・・・
単純計算でakippaの方がタイムズのBよりも7.5倍借りられやすいという計算になります。
仮に、1日の駐車場代金が1,000円で、akippaで借りられる日数が15日だとすると、akippaと軒先パーキングの月間収益は以下のようになります。
1,000円 × 15日 × 46.3% = 6,945円/月
1,000円 × 2日 × 60% = 1,200円/月
また、手数料の安い特Pの会員数は100万です。そのため、特PとタイムズのBを比較しても特Pの方がお得になる計算になります。
1,000円 × 5日 × 70% = 3,500円/月
上記はあくまで推定値を用いた単純計算なので、ブレはあると思いますが、会員数や収益率を考えると、akippaや特Pの方がタイムズのBよりも収益的には高くなることはある程度合っているのではないかと思います。
タイムズのBのオーナーの口コミや評判

ここまでは客観的な情報での比較と私の感想を元に解説させてもらいました。
次にタイムズのBを実際に利用しているオーナーさんの口コミや評判を調べ、まとめてみました。
不動産投資家のMDさんはタイムズのBだけでなく、akippaや特Pも同時に利用し、所有物件の駐車場を有効活用しているようです。やはり場所によって、どこのサービスが強い or 弱いがあるみたいですねー
複数の事業経営をしているマイクロ法人経営者さんですが、手数料とキャンセル料の高さにご立腹みたいですね…
フルレバ大家Bさんは所有物件が満室の時は余っている駐車場をタイムズのBで貸し出しているようです。自販機のごとく不労所得を稼いでいて羨ましいです…田舎でも30坪以上だと借りられやすいとは良い情報を聞きました . メモメモφ(•ᴗ•๑)
まとめ:タイムズのB以外の駐車場シェアリングサービスも同時登録するべし!
それでは本記事のまとめです。
結論、私はタイムズのBで祖母の空き家の駐車場を貸そうと思ったのですが、以下のデメリットを懸念事項だと感じたため、タイムズのBの導入を見送ることにしました。
- 審査が厳しい
- 駐車場料金をオーナーが設定できない
- 登録者数と手数料を考えると、収益性は低そう
- 月極で貸し出すことができない
もちろん、上記のデメリットは私が考える懸念点なので、全てのオーナーに当てはまるとは限りません。
しかし、最も賢い方法はタイムズのBだけでなく、akippaや特Pも同時に登録する方法です。
立地や地域性、時期によって、どの駐車場シェアリングサービスが稼ぎやすいか変わってきますし、駐車場を貸し出すまでどのサービスが一番稼ぎやすいか分かりません。
そのため、タイムズのBだけに固執すること無く、複数の駐車場シェアリングサービスであなたの駐車場を貸し出し、どのサービスが収益を最大化することができるか一定期間試すべきです。
オススメなのは、集客力No1のakippaと集客力No.2かつ手数料が業界最安の特Pです。
akippaと特P、タイムズのBを登録して、駐車場を貸し出すことで、どのサービスが一番稼ぎやすいのか効果測定することができます。
akippaも特PもタイムズのBもどれも登録自体は無料です。
ますは、登録するところからはじめてみましょう!