特Pに自宅の駐車場を登録したいのだけど、トラブルは起きないかな・・・?
初期費用無しで、駐車場を貸すだけで稼げるって広告で見たけど、本当かな?なんか怪しいんだよなぁ・・
特Pは業界No1の手数料の安さで、空いているスペースがあれば、どこでも簡単に駐車場を貸せる便利なサービス!しかし、デメリットもある。デメリットを把握した上で、利用することが大切だぞ!
特Pで自宅の駐車場を貸そうか迷っているあなたはこのような悩みはありませんか?
実際のところ、特Pは手数料も30%と非常に安く、かつ業界No2のユーザー数なので、非常に稼ぎやすい駐車場シェアリングサービスです。
しかし、特Pにはいくつかの注意点とデメリットがあります。
この記事では管理人自ら特Pで貸し出した際の売上と感想、その他オーナーのリアルな評判をまとめつつ、実際に起きうるトラブルやデメリットを解説しています。
また、記事の最後には、誰でも簡単にできる賢い特Pの登録方法を解説しています。
目次
特Pは怪しい?大丈夫?どんなサービスか徹底解説
登録者数100万人!業界第2位のシェア
特Pの会員登録者数は2022年12月時点で100万人を突破しており、会員数は年々増え続けています。
駐車場シェアリングサービスは特Pを含めて、10個ほどのサービスが存在しますが、特Pは業界シェア2位となっています。(業界シェア1位はakippaの300万人)
そのため、駐車場を登録するだけでも、数千〜数万人の駐車場を借りたい人の目に触れるため、非常に集客やすく、稼ぎやすいサービスとなっています。
業界最安!30%の手数料とサービス料
特Pの一番の特徴は駐車場シェアリングサービスの中で最安の手数料です。
特Pの手数料はなんと30%!
その30%の手数料には、諸経費や保険代などのサービス料も含まれており、業界の中でも圧倒的にお得となっています。
大手3社の手数料/報酬率の比較 | 手数料 | 報酬率 |
---|---|---|
akippa | 53.7% | 46.3% |
特P | 30% | 70% |
軒先パーキング | 35% | 65% |
例えば、akippaと特Pでの売上を比較した場合・・・
- akippa:1,500円 × 28日 × 46.3% = 19,446円
- 特p:1,500円 × 28日 × 70% = 29,400円
このように、駐車場の料金と借りられる日数が同じという同条件の場合、特Pの方がお得になります。
ただし、akippaと特Pの会員数は3倍近くakippaの方が多いです。そのため、借りられる日数はakippaの方が多いことが予想されるため・・・
- akippa:1,500円 × 28日 × 46.3% = 19,446円
- 特p:1,500円 × 28日 ÷ 3 × 70% =9,800円
このように、akippaの方が収益が大きくなる場合も多いです。
そのため、一概に手数料が低い=良いという訳ではないことは覚えておきましょう。
空いている場所ならどこでも貸せる
特Pはあなた自身のご自宅の駐車場だけでなく、車やバイクをちょっとでも止められるスペースがあれば、どこでも駐車場として貸し出すことができます。
例えば、戸建の駐車場、空き家、空き地、所有しているマンションやアパート、経営している店舗などの空いている駐車場であれば、どこでも貸すことができます。
時間貸しはもちろん、月極でも貸せる
特Pは時間貸しだけでなく、月極でも駐車場を貸し出すことができます。
その月極駐車場の中でも
- サブスクプラン
- マンスリープラン
の2つの貸し出し方法があります。
長期利用(数ヶ月~数年)を前提としたプラン
車庫証明の発行も可能もですし、スマホ上で契約・解約を行うことができる
1〜3ヶ月くらいで借りたい人向けのプラン
最低単位は1ヶ月。事務手数料はなし。解約の手続きも不要(更新しなければ、自動解約)
例えば、サブスクプランは近所に目星な月極駐車場がない時の候補になりますし、いちいち不動産屋に足を運び、面倒な契約をしたくない人にはおすすめのプランです。
マンスリープランは数ヶ月間滞在はするものの、コインパーキングよりも安く駐車場を抑えたい人向けのプランです。
あなたの貸し出したい駐車場の近くに月極駐車場がない場合、月極で貸せるチャンスです。
クレーム対応は運営にお任せできる
駐車場シェアリングサービスで駐車場を貸していると、稀に近隣住民や借主からクレームが来ることがあります。
例えば、借主があなたの駐車場で騒いでいたのを近隣住民が見つけて、あなたにクレームを付けたり、借り主が駐車場を借りようと思っていたら、まだ他の車が置きっぱなしになっているなど、
しかし、これらのクレームの対応は全て運営に丸投げすることができます。
運営は誰がいつあなたの駐車場を借りているのかの情報を全て知っていますし、適切に指導や最悪の場合、ペナルティとして、問題を起こした会員を解除をおこなってくれます。
借り主は貸し主の安全性を担保する保険加入が義務付けられている
駐車場シェアリングサービスでは、借り主が貸し主の駐車場を傷づけたり壊したりしてしまうトラブルも少なからずあります。
しかし、特Pで駐車場を借りるためには、自動車損害賠償責任保険の加入が義務付けられています。
第 2.3 条(当社、パートナーおよびオーナーによる利用予約の取消し)
特 P 駐車場等利用規約 第 2.3 条1項より(https://media.toku-p.earth-car.com/wp-content/themes/media.toku-p.earth-car.com/assets/pdf/002_tokupTermsOfService201001.pdf)
1.当社、パートナーおよびオーナーは、以下の各号に掲げる事由のいずれかが判明した場合には、当社所定の方法に
より利用会員に対して通知することにより、登録駐車場、バレーパーキングサービスおよび走行練習場の利用予約を
取り消すことができるものとします。この場合、当社、パートナーおよびオーナーは何らの責任も負わないものとし
ます。
(1) 当社所定の基準を満たした対人および対物の自動車損害賠償責任保険に予め加入していない場合
そのため、万が一借り主があなたの駐車場を壊してしまった場合、借り主の対物自動車保険が降りるため、保険会社のお金で駐車場を修理することが可能です。
また、保険のやり取りはあなたがやる必要はなく、特Pの運営に任せることができます。運営は借り主の個人情報は全て把握しているので、犯人の特定にも時間がかからず、適切に対応してくれます。
特Pに登録したオーナーの評判と口コミ
それでは管理人自身が特Pで駐車場を貸し出した結果と他の特Pのオーナーさんの評判をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
体験談:祖母の空き家を特Pで貸し出してみた
以前、以下の記事で紹介した祖母の空き家を今度は特Pに登録して貸し出してみました。
祖母の家は祖母が亡くなった2019年頃から空き家となっており、親戚の誰も住んでいない状態でした。
しかし、誰も住んでいないとして必ずかかってくるのが、固定資産税と都市計画税。毎年10万円ほどの税金を払い続けており、もったいないなと思いつつも、親族間トラブルで相続がなかなかうまくいっていませんでした。
ただ、毎年10万円ほどかかる固定資産税と都市計画税がもったいないという事実に関しては親族全員同意だったため、まずはakippaで貸し出して、今回は特Pで駐車場を貸してみることにしてみました。
まずは駐車場の登録ページから見積もりを行いました。
見積もりを行い、数時間後に特Pの運営から電話がかかってきました。
お客様のお婆様のお家の周辺には、時間貸しの駐車場がございません。住宅街だとしても意外な需要があったりしますので、ライバルがおらずチャンスかもしれません。まずは1日500円くらいで出してみてはいかがでしょうか?
駐車場の名義は叔父と母のものになっているのですが、私が登録して貸し出しても良いのでしょうか?
時間貸しの場合は叔父様とお母様からの口頭合意のみで大丈夫です。しかし、特Pには月極のプランがあるのですが、月極のプランの場合、同意書を叔父様とお母様に書いてもらう必要がございます。同意書のフォーマットは必要であれば、別途メールにてお送りしますので、おっしゃってください。
今回は時間貸しのみを考えており、叔父と母からは了承済みです。今後の流れはどのような形になるのでしょうか?
電話が終わった後、メールにて登録手続きの方法をご連絡いたします。また、駐車場の写真が審査に必要ですので、お婆様の駐車場の撮影をお願い致します。
駐車場の写真はakippaに登録した写真をそのまま流用し、特Pへの登録は完了しました。
駐車場の審査も無事通過し、貸し出し始めました。
このように特Pから送られてくるステッカーを貼ることで、駐車場を借りたいユーザーが分かりやすい目印にもなります。
特Pの見積もり通り、1日500円で貸し出したところ、1ヶ月の収益結果は以下の通りになりました。
500円/月 × 8日 × 70%(特P報酬率) = 2,800円
月に約3,000円程度ですが、年間にすると36,000円。固定資産税と都市計画税が10万円くらいなので、支払う税金を抑えることができるようになったのは一番よかったです。
その他オーナーの口コミと体験談
実際に、特Pを使って、駐車場を貸している人たちのリアルな口コミや体験談を集めてみました。
年末年始、お盆などのなどの帰省シーズンは住宅街の駐車場需要が高まる絶好の機会!
特Pだけでなく、他の駐車場シェアリングサービスを組み合わせています。投資用物件の使われていない駐車場を余すこと無く利用している例ですね。
旅行中や勤務中など空いている時間だけ貸し出せば、無駄なく稼ぐことができますね。
特Pで起こりうる最悪なトラブルと対処法
ここまで特Pの特徴とオーナーの評判をまとめてきました。
しかし、特Pなどの駐車場シェアリングサービスにはトラブルはつきもの。
そこで、特Pを利用する前に知っておきたいトラブルと最悪なケースにはどのように対処すれば良いのかを解説します。
駐車場利用者の騒音による近隣住民からのクレーム
駐車場利用者の騒音により、近隣の住民からクレームが入る可能性があります。
駐車場に車が出入りするため、車の出し入れの音や排気音が出てしまうのはしょうがない面もありますが、利用者同士の会話がクレームに繋がりやすいです。特に元々静かな住宅街の駐車場の場合、会話音だけでも不快と感じてしまう人は一定数います。
万全を期すのでしたら、事前に近隣住民へ事情を説明してから、駐車場を貸すとよいでしょう。
駐車場への無断駐車や時間の超過
予約されていない時間に無断駐車されてしまっていたり、時間超過しているにも関わらず、前の利用者がまだ停車しているなど、トラブルは稀に発生してしまいます。
このようなクレームが貸し主のあなたに行ってしまう可能性もあります。
ですが、無断駐車や時間超過のような利用ルール違反の場合、速やかに運営に連絡をし、適切に対応してもらいましょう。
駐車場内や近辺での事故
利用者は慣れない駐車場に駐車をするため、駐車場内や駐車場近辺での物損事故を起こしてしまう可能性があります。
ですが、特Pの利用者には運営の指定した対人・対物保険に入っていることが義務化されています。
そのため、事故が起きてしまった場合も、最悪、保険が下りる安心感があります。
知っておきたい特Pのデメリット
次に特Pを登録する前に知っておきたいデメリットを紹介します。
空いている駐車場を貸し出すだけで、初期費用もなく、不労所得を稼ぐことができる特Pですが、一定のデメリットは存在します。デメリットをしっかりと理解した上で、特Pに登録するようにしましょう。
予約が入るとオーナー都合でキャンセルができない
駐車場に予約が入っている場合、オーナー都合でキャンセルすることはできません。
もし、予約が入っている駐車場をオーナー都合でキャンセルする場合、3,000円のペナルティ料金がオーナーに発生してしまいます。
そのため、駐車場を貸したくない日時が決まっている場合は早めに、管理画面から予約できないように設定するようにしましょう。
オーナーと利用者との接触は禁止されている
これはメリットでもあり、デメリットでもあるのですが、オーナーと駐車場の利用者との接触は禁止されています。
たまたま駐車場内で会った時に会釈や挨拶くらいでしたら問題ないかと思いますが、仮に頻繁に接触を行い、オーナーと利用者が仲良くなってしまうでしょう。
オーナーと利用者が仲良くなってしまうと、直接契約されるリスクが運営にはあります。
オーナーと利用者が直接契約してしまうと、もちろん駐車場代金の手数料は0円。特Pの運営側としては、30%の手数料が取られてしまうため、運営側はオーナーと利用者の接触を禁止しています。
駐車場内での事故・物損トラブル
駐車場の利用者は不特定多数です。そのため、あなたの駐車場に慣れていない人が車を停めることになりますので、駐車場内での事故や物損トラブルが起きてしまう可能性が少なからずあります。
しかし、特Pの利用者は全て、対人および対物の自動車損害賠償責任保険に入ることが義務付けられています。また、運営側ではいつ誰がどの駐車場を借りていたのかを全て把握できています。
そのため、何か駐車場内でトラブルが起きた際には、運営に連絡をすれば、それ以降の処理は運営にお任せすることができ、最終的には借主の保険で物損トラブルを解決することが可能です。
借り主も自分の情報が掴まれていることを理解している人がほとんどなので、トラブルを起こしてしまったら自首する人が多いようです。
立地によって収益差が出てしまう
駐車場を貸出すため、どうしても立地によって稼げる金額は変わってきてしまいます。
駅前や商業・アミューズメント施設の近辺など、需要がある立地はもちろん借りられやすく、非常に儲けやすいです。
一方、駅から離れた立地の場合、駅前のように稼ぐことは難しいでしょう。
しかしながら、駅から離れた場所でも、近隣に駐車場がなかったり、路駐が厳しい自治体だと意外な駐車場需要があったりします。
まずは貸し出してみないと分からない部分もあるため、まずは特Pに登録して駐車場を貸し出してみましょう。
特Pには専用のアプリがない
特PのライバルのakippaはiOSとAndroidの専用のアプリがあります。そのため、利用者はアプリ経由で気軽に駐車場の検索や予約ができます。
一方、特Pには専用のアプリがないので、akippaと比較するとユーザーの使い勝手が悪いです。
今後、アプリがリリースされれば、ユーザーはもっと使いやすくなるので、リリースされるのを待ちましょう。
※2023年9月13日より特Pにも専用アプリがリリース!
年間20万円を超えたら確定申告をし、税金を支払う必要がある
特Pに限らず、駐車場シェアリングサービスで駐車場を貸すオーナー全てに共通する注意点は確定申告です。
年間の収益が20万円以下の場合、確定申告は不要になりますが、年間の収益が20万円を超えてしまった場合、必ず確定申告を行わないといけません。
もし、年間の収益が20万円を超えているにも関わらず、確定申告を忘れてしまった場合、本来納付するべき所得税だけでなく、無申告加算税、延滞税といったペナルティが発生する可能性があります。
確定申告を行った場合、少なからず勤務先に副業がバレてしまうこともあります。会社の規定で副業が禁止されている場合は年間収益が20万円を超えないように調整することも検討すべきでしょう。
知る人ぞ知る…特Pの賢い登録方法
特Pのオーナーのリアルな評判やメリット・デメリットを理解したら、次は特Pに会員登録をして、駐車場を貸し出していきましょう。
しかし、ちょっと待ってください。
実は特Pには、知る人ぞ知る賢い登録方法があります。
ちょっと工夫するだけなので、誰でも行うことができます。
損すること無く、特Pを利用するのであれば、是非とも以下の手順で特Pを登録してみましょう。
特Pとakippaを同時に登録する
まずは特Pだけでなく、akippaも同時に登録しましょう。
えっ、特Pだけに登録すればいいんじゃないの!?
と思うかもしれません。
理由は後ほど説明しますが、業界1位・2位のサービスを同時に登録することがこの方法のポイントです。
まずはakippaで駐車場を貸し出す
特Pとakippaを登録したら、まずはakippaで駐車場を貸し出しましょう。
akippaで駐車場を貸し出している間に特Pでも駐車場を貸し出してしまうと予約が被ってしまう可能性もあるので、特Pでの貸し出しは休止状態にしましょう。
なぜ、akippaを先に貸し出すのかとというと、あなたの駐車場がどれくらい利用されるのかを図るためです。
akippaと特Pの利用者数は以下の通りです。
- akippa:300万人
- 特P:100万人
単純計算すると、集客力は3倍の開きがあります。
そのため、まずは2ヶ月ほどakippaで駐車場を貸し出して、あなたの駐車場が最大でどれくらい利用されるのかを効果測定します。
次に手数料の低い特Pで貸し出す
1・2ヶ月ほどakippaで駐車場を貸し出したら、次はakippaでの貸し出しを停止し、特Pで駐車場を貸し出しましょう。
akippaと特Pの手数料は以下の通りになっています。
- akippa:53.7%
- 特P:30%
そのため、単純に手数料だけを考えると、特Pの方がお得です。
しかし、一番大切なのは収益です。
たとえ、手数料が低かったとしても借りられる日数が減ってしまったら、収益は落ちてしまいます。
- akippa:1,500円 × 28日 × 46.3% = 19,446円
- 特p:1,500円 × 28日 ÷ 3 × 70% =9,800円
このように、手数料と借りられる日数によって、収益は異なってきますので、1・2ヶ月ほどakippaで貸した後は手数料の安い特Pで貸し出し、akippaで貸した時と特Pで貸した時の収益を比較しましょう。
収益の大きいサービスを使い続ける
akippaで貸し出した時と特Pで貸し出した時の収益を比較できたら、収益の大きかったサービスを使い続けましょう。
そうすることで、収益を最大化させつつ、駐車場を貸し続け、不労所得を得ることができます。
手順をまとめると以下のようになります。
- 特Pとakippaを同時に登録する
- akippaで1・2ヶ月ほど貸す
- 特Pで貸し出す
- akippaと特Pの収益を比較して、収益が大きい方を継続利用する
akippaも特Pも会員登録と駐車場の登録は無料!
まずは会員登録から始めましょう!